韓国の 「韓国リーグ・オブ・レジェンドチャンピオンズコリア(LCK)」 が、2025年シーズンに向けたフォーマットの大幅な改訂を発表した。
韓国最高峰のリーグ・オブ・レジェンド(LoL)トーナメントであるLCKは、2025年のカレンダーを1つのLCKシーズンと5つのラウンドに分け、新たにカップ戦を導入する。
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来年から施行されるこの変更により、1月から2月にかけて新たに結成されたLoLチャンピオンシップ韓国杯(LCK CUP)でシーズンが開幕する。
LCK CUPは、2024年夏シーズンファイナリストのGen.Gとハンファ・ライフ・eスポーツがそれぞれ選出した2つのグループから始まり、その後プレイインとプレイオフが続く。
LCK CUPの優勝チームは、3月に開催される新しいグローバル大会に出場となる。
この大会では、各地域リーグの第1シードが「フィアレスドラフト」形式を採用したトーナメントで競うこととなる。
フィアレスドラフト形式とは、一度ピックされたチャンピオンはそのシリーズはどのチームもピックできなくなるピック/バンのシステムである。
LCK CUPでもこの形式が採用される。
LCKレギュラーシーズンは4月に始まり、LCK CUPの結果は順位にカウントされない。
LCKシーズンは5ラウンドに分かれており、最初の2ラウンドは4月と5月に開催される。
最初の2ラウンドはそれぞれ「シングルラウンドロビン」「ベストオブスリー(BO3)」のフォーマットを使用し、最終的には 2024年のレギュラーシーズンと同じ方法でリーグ表を作成することとなる。
6月には、これまでの上位6チームがミッド・シーズン・インビテーショナル(MSI)予選に参加する。
これは、2チームがシーズン2回目のグローバル大会に出場できるセミダブルエリミネーションである。
LCKラウンド3から5では、チームは「レジェンド」と「ライズ」という名前のグループに分かれて戦う。
レジェンド にはラウンド1と2の上位5チームが参加し、ライズには下位5チームが参加し、各グループは残り3ラウンドの期間、分かれたまま戦うのである。
各ラウンドでは、グループがベストオブスリーとシングルラウンドロビンで対戦する。
すべてのラウンドが終了すると、レジェンドグループの上位4チームがプレイオフに進み、5位はライズグループの上位3チームとプレイインで競う。
プレイインはベスト5のダブルエリミネーション方式で行われ、さらに追加で2チームがプレイオフに出場できる。
プレイオフでもベスト5のダブルエリミネーション方式で行われ、そこでの勝者がLCKシーズンチャンピオンを手にするのだ。
プレイオフの上位3チームは、シーズン最後のグローバル大会であるシーズン最後のワールドチャンピオンシップに出場できる。
MSIの結果によっては、リーグに4番目のシードが登場する場合もある。
ライアットゲームズの公式チャンネルの発表によると、今回の変更は「試合数を最大化」し、特に中位から下位のチームに多くの試合機会を提供することを目的としているとのこと。
また、シーズン全体が1つの大会だけになることで生じる「関心の低下」を補うため、異なる形式を導入したということである。