PSGとTALONが『リーグ・オブ・レジェンド』のパートナーシップを締結

Esports Insider Admin
PSGとTALONが『リーグ・オブ・レジェンド』のパートナーシップを締結

フランスのサッカーチーム「パリ・サンジェルマン(PSG)」とアジアのeスポーツ組織「タロン(TALON)」は、リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)におけるパートナーシップを終了することを発表した。

今後、これまで「PSG Talon」として活動してきたチームは「タロン(TALON)」に改名し、新たに設立されたリーグ・オブ・レジェンドの太平洋リーグ「LCP」に参加することが明らかにされている。

このパートナーシップは、2020年6月にPSG Talonとして発足し、リーグ・オブ・レジェンドでデビューしたことをきっかけにスタートした。
3年半にわたり、PSG Talonは輝かしい成績を収めており、その主な実績には、4回の世界選手権(Worlds)出場権の獲得や、7つの太平洋選手権シリーズ(PCS)トロフィーの獲得が含まれる。

TALONの声明によると、今回のパートナーシップ解消は「両組織の戦略や優先事項の変化」によるものとされている。
同時にTALONは、将来的にPSGとの新たな協力関係を模索することを示唆しており、今回のパートナーシップの解除は完全な決別ではないことを強調した。
なお、この解消はリーグ・オブ・レジェンドのチームに限定されており、「レインボーシックス・シージ(Rainbow Six Siege)」のチームについてはPSG Talonとしてこれまで通り活動を継続することが発表されている。
TALON側は、これまでのパートナーシップを「eスポーツ史上最も象徴的な協力関係の一つ」として称賛し、成功を共に築いてきたことへの誇りを表明している。
声明では、「TALONとPSGの絆は今後も深く評価され続ける」と述べ、これまでの協力関係を高く評価している。

現在、PSGは「レインボーシックス・シージ」だけでなく、「EA FC」や「アリーナ・オブ・ヴァラー(Arena of Valor)」といった複数のeスポーツタイトルで活動を展開している。
2023年にはクエストeスポーツ(Quest Esports)と共同でDota 2チームを設立したが、このプロジェクトは同年末に一時停止となっている。

一方、TALONもまた、2024年の活動をさらに拡大し、ヨーロッパ市場への進出を目的にマルタに新拠点を設立した。
Visa社との主要な商業パートナーシップを締結するなど、ビジネス面での成果を上げている。
さらに、VALORANTやDota 2、PUBG モバイルといった複数のタイトルの競技に積極的に参加し、eスポーツ業界で精力的に活動している。

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