バリスティックの弱体化にプレイヤーの反応

中富 大輔
バリスティックの弱体化にプレイヤーの反応

Apex Legendsの開発元であるRespawn Entertainment(以下Respawn)は、シーズン19とシーズン20のアップデートで、バリスティックを2回連続で弱体化した。

バリスティックは、シーズン17で登場したレジェンドであり、武器を強化するスキルが特徴で、多くのプレイヤーに高い人気を誇っていた一方で「強すぎる」との指摘も多かった。

今回の弱体化により、バリスティックは長時間戦うのが難しくなり、以前のような強さはなくなったとされている。

バリスティックの弱体化内容

シーズン19の弱体化(1回目)

Respawnは、シーズン19のアップデートでバリスティックのアルティメットおよびパッシブアビリティを弱体化した。

・アルティメット「テンペスト」の持続時間が短縮

・テンペスト中の武器リロード速度が低下

・パッシブアビリティ「スリング」で持てる武器の弾薬数が減少

この調整により、バリスティックの継続火力が低下し、アルティメット発動時の戦闘能力が抑えられた。

シーズン20の弱体化(2回目)

さらにバリスティックのアルティメットの影響を抑えるため、シーズン20で追加の弱体化を実施した。

・テンペスト発動時の武器オーバーヒート時間を短縮

・武器の自動リロード機能が削除

・スリング武器の弾薬数がさらに減少

特に、アルティメット発動中に武器が自動リロードされなくなったことは、多くのプレイヤーに大きな影響を与えている。

この変更により、バリスティックは以前のように長時間戦闘を継続することが難しくなり、戦闘スタイルの調整が求められる状況となっている。

バリスティックの弱体化に対するプレイヤーの反応

バリスティックの弱体化を受け、Apex Legendsのプレイヤー間では賛否両論の声が上がっている。

肯定的な意見

「弱体化されたとはいえ、まだ十分に強い。」

「今の調整がちょうどいいバランスだと思う。」

否定的な意見

「Respawnはキャラを弱体化しすぎる傾向がある。」

「強化と弱体化を繰り返して、ゲームバランスが安定しない。」

特に、「バリスティックはまだ使えるが、もはや必須キャラではなくなった」という意見が多く、戦闘スタイルの変化を余儀なくされているプレイヤーもいる。

今後のバランス調整に注目

Respawnはこれまでも、プレイヤーのフィードバックをもとに定期的なバランス調整を行ってきた。

今回のバリスティックの連続弱体化が最終調整となるのか、それともさらに調整が入るのかは不明であるが過去に、弱体化後に再調整が行われた例がある。

例えば、シーズン7で登場したホライゾンは、戦闘時の機動力が高すぎると指摘され弱体化されたが、シーズン9でグラビティリフトの効果が再調整された。

以上の事からも今後のアップデートでバリスティックに変更が加えられる可能性がある。

現在のバリスティックのパフォーマンス次第で、開発チームがさらなる調整をする可能性があるため、シーズン21以降のアップデートに注目が集まっている。

まとめ

・バリスティックはシーズン19と20で連続して弱体化を受けた。

・アルティメット「テンペスト」やパッシブアビリティの性能が低下した。

・「まだ強いが、以前ほどの高性能ではない」と評価されている。

・プレイヤーの間では賛否が分かれ、Respawnのバランス調整に対する不満も見られる。

・今後のアップデートでさらなる調整が入る可能性がある。

(なかとみ だいすけ) eスポーツ専門ライター。国内外の大会レポートやプロ選手インタビューを手掛け、業界動向を分析した記事で高い評価を得る。5年以上の執筆経験を活かし、読者にeスポーツの魅力を発信中。