地理をテーマにした推測ゲームGeoGuessr(ジオゲッサー)は、日本・アメリカ・スウェーデンの3か国でオフラインの地域メジャー大会を開催することを発表した。
これらの大会は、GeoGuessrのeスポーツエコシステムにおいて重要な位置を占めており、優勝者には「ワールドリーグポイント」が付与される。
ポイントを獲得することで、2025年のワールドカップ決勝進出の可能性が高まるというものだ。
各地域メジャー大会の詳細
アジア太平洋(APAC)メジャー大会は、2025年5月18日に東京タワーで開催される予定である。
ワールドリーグのAPAC上位6名が出場し、賞金総額1万7,500ドル(約260万円)をかけて競い合う。
アメリカ大陸(Americas)メジャー大会は、5月23日から25日にかけて、テキサス州ダラスで開催される「DreamHack Dallas」内で行われるという。
同大会も同地域の上位6名が出場し、賞金総額は1万7,500ドル(約260万円)となる。
ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)メジャー大会は、スウェーデンにあるElmia Exhibition and Convention Centre(エルミア エキシビション アンド コンベンション センター)で開催される新たなゲーム・LANフェスティバル「Glitched(グリッチド)」の一環として6月13日から16日に行われる予定だ。
EMEA地域のワールドリーグ上位12名が参加する同大会では、2万5,000ドル(約380万円)の賞金総額が用意されている。
各地域メジャー大会の優勝者には40ポイント、準優勝者には25ポイント、3位には15ポイントが付与される。
オンラインメジャー大会「Open Major」も開催
地域メジャー大会に加え、6月27日から29日にかけては、オンラインで「Open Major(オープンメジャー大会)」が開催されるという。
同大会には、ワールドリーグでワールドカップ出場権を獲得できなかった上位16名のプレイヤーと、リーグ外からの16名のプレイヤーが参加。
2025年のGeoGuessrワールドカップ決勝は、デンマーク・コペンハーゲンの「KB Hallen(ケービー・ホールン)」で開催されることがすでに決定しており、賞金総額は10万ドル(約1,500万円)にも及ぶそうだ。
12名の選手がワールドリーグランキングを通じて出場し、3名はワイルドカード枠から選出される。
そして、「Open Major」の優勝者が最後の1枠を獲得する。
GeoGuessrの成長と今後の展望
地理をテーマにした推測ゲームとして人気を集めているGeoGuessrは、近年eスポーツの正式な競技シーンを確立し、本格的なエコシステムを構築している。

2024年のGeoGuessrワールドカップは、ピーク視聴者数25万4,000人を記録。2023年の初開催時の3倍以上の視聴者を集めるなど、今後の大会の展開からも目が離せない。