VCT EMEAがソニー INZONEと複数年にわたるパートナーシップを締結

中富 大輔
ソニー INZONEとVCT EMEAがパートナーシップ契約を締結

Sonyのゲーミングギアブランド「INZONE(インゾーン)」は、Riot Games(ライアットゲームズ)と複数年契約を結び、VALORANT(ヴァロラント)のEMEAトップ大会「VCT EMEA」をサポートする。

この提携により、INZONEはベルリンのRiot Games Arena(ライアットゲームズ・アリーナ)にあるコーチルーム、練習エリア、共同ストリーミングルームに自社のモニターを提供する。
また、会場を訪れたファンは、VCT EMEA開催日に1v1ファンゾーンステーションでINZONEのモニターを試すことができる。

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発表によると、INZONEは、2026年末までの2年間にわたり、VCT EMEAの「メインパートナー」および「公式ゲーミングディスプレイパートナー」を務める。

VALORANT esports EMEAの責任者であるダニエル・リングランド氏は、次のようにコメントしている。

「INZONEはプロゲーミングシーンで重要な存在になっており、今後2年間VCT EMEAのパートナーとして同社を迎えることができることを嬉しく思います。

同社がeスポーツシーンを継続的にサポートし、最先端技術を駆使してゲーミングコミュニティの発展に貢献してくれていることから、今回のパートナーシップへの期待がより高まっています。」

Sonyは長年にわたり、特にINZONEブランドを通じてゲームやeスポーツ分野への投資を積極的に行ってきた。
今回のVCT とのパートナーシップに加え、INZONEはVALORANT eスポーツチーム「Fnatic」と「ZETA DIVISION」の公式ヘッドセットパートナーも務めている。

2022年には、イギリスのeスポーツ組織「Excel Esports」と提携した。
また、「Evolution Championship Series 2022および2023」や「PGL Dota 2 Arlington Major」のようなトップレベルのeスポーツ大会のスポンサーも務めている。

さらに、Sonyの親会社である「Sony Group Corporation」は昨年、Esports World Cup (EWC)の大会主催者である「Esports World Cup Foundation」と複数年契約を締結した

この契約の一環として、Sonyは選手や試合の舞台裏を追うドキュメンタリーシリーズの制作や、Sony Music Entertainment(ソニーミュージックエンタテインメント)を通じたEWC 2024の公式アンセムのプロデュースなど、大会の運営やプロモーションを支援した。

Davide Xuは、Esports Insider のフリーライター。金融のバックグラウンドを持ち、eスポーツに対する深い情熱を持つ。最新の投資動向からチームのパフォーマンスに至るまで、eスポーツ業界の分析を得意とする。特にリーグ・オブ・レジェンドには目がない。

(なかとみ だいすけ) eスポーツ専門ライター。国内外の大会レポートやプロ選手インタビューを手掛け、業界動向を分析した記事で高い評価を得る。5年以上の執筆経験を活かし、読者にeスポーツの魅力を発信中。