アメリカの大手メディアWarner Bros. Discovery(以下、Warner Bros.)が、ゲーム部門の大幅な見直しを行い、3つのゲームスタジオを閉鎖する可能性が報じられた。
この情報は、Bloombergの記者ジェイソン・シュライアー氏による投稿に基づくもので、閉鎖が検討されているのは、「Monolith Productions」、「Player First Games」、「WB Games San Diego」の3社とされている。
Warner Bros.のゲームスタジオ閉鎖の背景
Warner Bros.は近年、コスト削減を目的とした映画、テレビ、ゲーム部門の事業再編を進めている。ゲーム部門も例外ではなく、今回のスタジオ閉鎖はその一環とみられる。
閉鎖が報じられた3つのスタジオ
・「Monolith Productions」
『シャドウ・オブ・モルドール』シリーズの開発元で、現在は『ワンダーウーマン』を開発中とされる。もし閉鎖が事実であれば、『ワンダーウーマン』の開発継続にも影響が及ぶ可能性がある。
・「Player First Games」
Warner Bros.の人気キャラクターが登場する対戦ゲーム『MultiVersus』を開発したスタジオ。スタジオ閉鎖によって、今後のアップデートやサポートの継続が不透明な状況になっている。
・「WB Games San Diego」
具体的な開発タイトルは報じられていないが、Warner Bros.のゲーム開発全体に影響を与える可能性がある。
ゲーム業界への影響は?
Warner Bros.は、『バットマン:アーカム』シリーズや『LEGO』シリーズなどの人気タイトルを多数展開しており、今回のスタジオ閉鎖が今後のゲームラインナップにどのような影響を与えるかが注目されている。
特に、Monolith Productionsが手掛ける『ワンダーウーマン』の開発が不透明となっており、今後の動向が注目される。
また、『MultiVersus』は2023年に一時サービスを終了し、2024年の正式リリースが予定されていた。しかし、開発元の閉鎖が報じられたことで、再リリース計画にも影響が及ぶ可能性がある。
今後の展開とWarner Bros.の動向
現時点では、Warner Bros.はこの報道に関して公式コメントを発表しておらず、スタジオ閉鎖の詳細や、各ゲームタイトルへの影響についての情報は不明のままだ。
今後の公式発表については、Warner Bros.の公式サイトやXなどで確認できるため、最新情報をチェックしておくとよいだろう。
まとめ
・Warner Bros.がMonolith Productions、Player First Games、WB Games San Diegoの閉鎖を検討していると報じられた
・『ワンダーウーマン』や『MultiVersus』 の開発・運営に影響を与える可能性がある
・公式発表はまだなく、今後の動向が注目される
Warner Bros.のゲーム事業がどのように再編されるのか、今後の発表を待ちたい。