アジア最大級のeスポーツ大会「Asian Champions League(アジアン・チャンピオンズ・リーグ)(ACL)」のグランドファイナルが、2025年夏に中国・上海で開催されることが正式に発表された。
主催はHero Esports(ヒーロー・eスポーツ)で、アジア各地から強豪チームが集結する注目イベントとして、早くも注目が集まっている。
今回のACLグランドファイナルは、中国・上海で開催されることが発表されており、すべての競技タイトルが同市内の指定会場にて実施される予定だ。
上海の各都市で開催、地域ごとの魅力も発信
『ACLグランドファイナル2025』の最大の特徴は、上海市内での分散開催だ。

本大会は、すべて中国・上海市内の会場で開催される予定だ。競技タイトルごとに異なる会場が指定されており、地域に根差した観戦体験の創出を目指している。
それぞれの会場では、特定タイトルの準決勝〜決勝ラウンドが実施される予定で、都市ごとの特色を活かした大会演出が予定されている。
『ストリートファイター6』などの注目タイトルが登場
『ACLグランドファイナル2025』では、計9つの人気タイトルが競技種目として採用されており、ジャンルを超えたeスポーツファンにとって注目のラインナップとなっている。

代表的なタイトルには、『Street Fighter 6(ストリートファイター6)』や『Teamfight Tactics(チームファイト・タクティス)』、『Counter-Strike 2(カウンターストライク2/CS2)』、『Dota 2(ドータ ツー)』、『VALORANT(ヴァロラント)』などが含まれており、格闘・FPS・MOBA・オートバトラーと、幅広いジャンルが網羅されている。
なかでも『ストリートファイター6』は、Esports World Cup 2025への出場権がかかる重要な種目とされており、国内外のトップ選手たちによる熱戦が期待されている。ACLはこうした人気タイトルを通じて、地域大会にとどまらない国際的なステージとしての役割を強めている。
Hero Esportsが描くアジアeスポーツ戦略
大会を主催するHero Esportsは、年間7,000試合を超える大会運営実績を持ち、アジア地域におけるeスポーツの成長を牽引してきた。
今回のACLグランドファイナルの分散開催形式は、各地域に根ざしたファンベースの拡大と、地域間の競技レベル向上を目的としており、特にeスポーツのインフラが整いつつある中国・上海をメインステージとすることで、国際的な注目も高まっている。
まとめ
- ACLグランドファイナル2025は、5月16日から18日まで中国・上海市内の3つの主要会場で開催される。
- 『CS2』『DOTA2』『ストリートファイター6』『VALORANT』など、9つの人気タイトルが採用されている。
- 一部の競技では、Esports World Cupへの出場権が付与される。
- Hero Esportsは、アジア地域の競技シーン活性化を目的に、地域密着と国際展開を両立した大会運営を実施している。
ACLは今後も、アジアeスポーツの国際的発展を支える重要な舞台として、その存在感を強めていきそうだ。