『Warzone』と『Black Ops 6』のクロスプレイ仕様に変化

徳本 翔太

『Call of Duty』シリーズの最新アップデートとなるシーズン3の情報が明らかになり、Warzoneと今後登場予定の『Black Ops 6』においてクロスプレイ機能の仕様が大きく変わることが判明した。

公式発表によれば、今後のアップデートではPCとコンソール間のクロスプレイを一部制限する方針が導入される見込みであり、マッチング環境に影響が出る可能性がある。

PSプレイヤー向けのクロスプレイ無効設定が注目の焦点に

特に注目されているのが、PlayStationプレイヤーのみクロスプレイのオン・オフを切り替えられる機能が引き続き残されている点である。

XboxやPCにはこの選択肢がなく、クロスプレイを前提としたマッチングになるため、一部プレイヤーから不公平との声も上がっている。

この違いにより、「PCの高精度な操作と対戦したくない」というコンソール勢の要望と、「プレイヤー人口を最大化したい」という開発側のバランス取りが課題となっている。

『Warzone』の環境はどう変わる?

Warzoneではこれまでクロスプレイによる多様な対戦が魅力の一つだったが、今回の変更によってマッチングの公平性や競技性に変化が生じる可能性がある。

特にランク戦やトーナメント形式のイベントなどでは、クロスプレイの可否が戦略に直結するケースも多いため、プレイヤーの注目度は高い。

また、Dexertoの報道によれば、シーズン3ではさらなる移動操作の仕様変更も同時に行われ、戦闘テンポや立ち回りの最適化に影響を与える可能性もあるという。

『Black Ops 6』にも影響か

現在開発中とされる『Black Ops 6』においても、クロスプレイの方針は注目されている。

Black Ops 6

Warzoneと同じサーバーやインフラを共有する可能性が高く、今後のアップデートで統一的な仕様が適用されることが予想されている。

一方で、コンソールプレイヤーとPCプレイヤーの間にある操作性やチート対策の差などをどう埋めるのかという課題も残る。

今後の展開に注目

現時点で今回の変更に対するプレイヤーからの反応は賛否が分かれている。

公平性を重視する声がある一方で、「クロスプレイがなければフレンドと遊べない」「過疎化が心配」といった声も見られる。

公式は引き続きプレイヤーの意見を収集し、次期大型アップデートや『Black Ops 6』のリリースに向けて調整を続けるとしている。

シーズン3の変更をきっかけに、Call of Duty全体のクロスプレイ戦略がどう進化していくのか、今後の動向から目が離せない。

eスポーツライター。選手の素顔に迫るインタビューや大会レポートを得意とし、長年の経験を生かした独自の視点で業界の魅力を伝える。情熱を持ってeスポーツの今を発信中。