人気モバイルFPS『Call of Duty: Mobile(CODモバイル)』に関して、「サービス終了の噂」が注目を集めている。
一部報道をきっかけに不安の声が広がる一方、アメリカではeスポーツ大会の開催も発表されており、今後の展開に注目が集まっている。
CODモバイル終了の噂、その背景とは?
「CODモバイルが終了する」という話題は、実は2023年時点ですでに一度取り上げられている。
背景にあるのは、同じく『Call of Duty』シリーズの開発・運営を手がけるアメリカのゲーム会社Activision傘下である『Call of Duty: Warzone Mobile』の正式リリースが予定されていたことだ。
このとき、Microsoftが提出した報告書の中に「CODモバイルは今後Warzone Mobileに段階的に置き換えられていく」といった内容が含まれており、それが一部で“サービス終了”という文脈で拡散された。
加えて、プロeスポーツシーンを支えてきた大会運営会社ESLとの契約が2025年に終了予定であることも、不安を加速させている要因の一つとされる。2023年に締結されたこの契約は2年間とされており、現行の競技体制が見直される可能性も否定できない。
実際、コミュニティでは「Warzone Mobileの成長次第では、今後はそちらに軸足が移るのでは」といった見方も広がっており、アップデートの提供停止や段階的なサービス縮小といったシナリオを懸念する声もある。
こうした話題はSNSやオンラインコミュニティでも取り上げられ、多くのユーザーが今後の動向に注目している。
一方でアメリカでは大規模大会が開催へ
そんな中、アメリカでは逆に『CODモバイル』の競技シーンが盛り上がりを見せている。
Samsung(サムスン)が主催する公式大会「ギアアップカップ(Samsung Galaxy Gear Up Cup)」の開催が発表されたのだ。
この大会は、2025年5月3日から5月5日までラスベガスで行われる大型ゲームイベント「LVL UP EXPO 2025」の中で実施予定。賞金総額は10万ドル(約1500万円)に設定されており、2人1組のデュオ形式で、現地での端末プレイが行われる。
さらに、Samsungが提供するGalaxyシリーズの最新端末を使用することで、モバイルデバイスの性能と競技性の両立にも注目が集まっている。こうしたイベントを通じて、同社はモバイルeスポーツ市場への本格参入を図っている。
大会詳細はSamsungの特設サイトでも確認できる。
まとめ:不安と期待が交錯するCODモバイルの今
- CODモバイルの「サービス終了」説は、Warzone Mobileとの関係を巡る憶測が元になっているが、公式の発表はない
- 一方で、アメリカではSamsung主催による大規模eスポーツ大会が開催予定
- モバイルFPSとしての人気と競技性の高さは、今も多くのプレイヤーを惹きつけている
今後の運営方針や大会の反響次第では、再び『CODモバイル』の注目度が高まる可能性もある。国内プレイヤーにとっても、今後の展開を見守る価値は大きいだろう。