2025年4月、世界最高峰のモバイルバトルロイヤル大会「PUBG MOBILE GLOBAL OPEN(以下、PMGO)2025」が閉幕し、トルコのプロチーム「Regnum Carya Esports(以下、RC)」が優勝を果たした。
本大会には世界各国のトップチームが出場し、激戦が繰り広げられた。
RCは全18マッチを通じて堅実な立ち回りを見せ、キル数と順位ポイントをバランス良く獲得。合計117ポイントで他チームを抑え、優勝を決定づけた。
優勝チームには賞金35,000ドル(約530万円)が授与され、国際大会での実績として大きな注目を集めている。
Regnum Carya Esportsとは?
Regnum Carya Esportsは、トルコのリゾート企業「Regnum Carya」が支援するプロeスポーツチームである。

主にモバイルタイトルに注力しており、PUBGモバイル部門ではこれまでにも数々の国内外大会で上位成績を収めてきた。
選手個々のスキルはもちろんのこと、コーチングやアナリスト陣によるデータ重視の戦術構築が特徴であり、今回の優勝もその分析力と実行力の成果といえる。
公式Instagramでは、トロフィーを掲げる選手たちの喜びの瞬間が投稿され、多くのファンから祝福の声が寄せられている。
日本チームの動向と今後の期待
今大会には、日本代表としてプロチーム「REJECT」が出場し、総合5位という健闘を見せた。

REJECTは、戦術の精度や連携力の高さで注目されており、特に初日のパフォーマンスは上位チームに迫る勢いだった。決勝ラウンドでも安定した立ち回りを見せ、今後の成長に期待が寄せられている。
また、REJECT所属のDevine選手は個人部門「Solo Master」にも出場。個人スキルを問われるこの部門でも存在感を示し、日本のプレイヤー層の厚みを感じさせる結果となった。
今後は、アジアリージョンや国際大会を通じて、さらなる経験を積むことが予想されており、日本チームの活躍が世界大会で常連となる未来もそう遠くないだろう。
eスポーツ市場とPMGOの意義
PMGO2025は賞金総額20万ドル、世界各地域から選抜されたチームが出場する国際大会として位置付けられており、単なるゲームイベントではなく、eスポーツ業界の指標ともいえる存在となっている。
特に東南アジアやインド、中東ではモバイルeスポーツの急成長が見られ、日本においても今後は同様の傾向が広がると予測される。
市場分析によれば、モバイルeスポーツの競技人口は年々増加傾向にあり、PCタイトルを上回るスピードで定着しつつある。
まとめ
- PUBGモバイル世界大会2025で、トルコのRegnum Carya Esportsが優勝
- 全18戦で117ポイントを獲得し、賞金35,000ドルを獲得
- 日本チームも健闘したが、決勝進出はならず
- Regnum Carya Esportsはデータ分析を活用した戦略が強み
- モバイルeスポーツは今後さらに注目される競技分野に成長中
今大会は、PUBGモバイルが単なるモバイルゲームを超えて、世界的なeスポーツタイトルとしての地位を確立していることを証明する場となった。
次回の世界大会でも、より多くの国と地域のプレイヤーが台頭することを期待したい。