楽天グループ株式会社が主催する人気イベント「楽天eスポーツカップ」が第9回目を迎え、2025年4月19日に開催予定である。
これまでの大会では『Apex Legends』などが使用されることもあったが、今回は新たに『Warlander』を通じて、多彩な戦略とチームワークが試される形式となっている。
イベントには人気ストリーマーやVTuberなども多数参加予定で、観戦型エンタメとしての側面も強化されているのが特徴である。
出場メンバーと大会の特徴
今大会には、VTuberや人気ストリーマー、eスポーツシーンで活躍するプロ選手などが多数出場。
視聴者が楽しみながら参加できる仕組みが多く取り入れられている構成が特徴だ。
とくに若年層に支持されているタレントの起用により、これまでeスポーツを見たことがなかった層からの注目も高まっている。
大会のMC・実況は平岩康佑氏が担当し、ゲストには呂布カルマ氏とおにや氏が登場予定だ。
実力派ストリーマーと音楽アーティストという異色の組み合わせにより、試合解説だけでなく、エンタメ性の高い観戦体験が提供される見込みである。
過去大会の振り返り:第8弾の結果
第8回大会では、「TEAM 筑前煮」が見事優勝を果たした。

メンバーは宙星ぱる選手・ゆふな選手・Taida選手の3名で構成されており、圧巻の連携と安定したプレイングで頂点に立った。
チームワークと個人スキルが見事に噛み合い、視聴者からも多くの称賛を受けた。
このように、毎回見ごたえのあるハイレベルな戦いが繰り広げられる「楽天eスポーツカップ」は、回を重ねるごとにその注目度を高め、ファン層の拡大にもつながっている。
なぜ楽天がeスポーツに力を入れるのか
楽天は近年、ECや金融分野に加え、エンタメやスポーツ領域への進出を強化している。

その中でも「楽天 eスポーツ」事業は、若年層との接点を増やす重要なチャネルと位置付けられており、将来的なマーケティング戦略の一環として注目されている。
同社が主催するイベントは、「大会だけで終わらせない」方針のもと、参加者と視聴者のコミュニティ形成を促進。エントリー制度の導入やグッズ展開など、eスポーツ周辺ビジネスへの拡張も見据えた動きが見られる。
また、こちらの記事でも取り上げられているように、日本全体でのeスポーツ市場の拡大が進む中で、楽天の取り組みはその象徴的存在のひとつとして位置付けられている。
今後の展望と課題
今後も「楽天eスポーツカップ」が継続的に開催されることが予想される。
しかしその一方で、選手の発掘や競技人口の拡大、スポンサーシップの確保など、日本のeスポーツ業界全体が抱える課題も無視できない。
とくに地方との連携や、eスポーツ教育の整備といった新たな取り組みが求められている中、楽天がどのような次の一手を打ち出すのかに注目が集まっている。
まとめ
- 第9回「楽天eスポーツカップ」は2025年4月19日に開催予定
- 過去大会では多くの人気配信者やプロゲーマーが参加し、盛り上がりを見せた
- 第8回大会では「TEAM 筑前煮」が優勝し、注目を集めた
- 楽天はeスポーツを次世代の成長分野と捉え、継続的に大会を実施
- 公式サイトやSNSでも発信を強化しており、イベントの視認性が向上
- 日本のeスポーツ振興において、企業の取り組みとして今後も期待される