「鉄拳8ネイションズカップ2025」がアブダビで開催決定

徳本 翔太
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鉄拳8ネイションズカップ2025

格闘ゲーム『鉄拳8』の国別対抗大会「鉄拳8ネイションズカップ2025」が、2025年5月3日から5日にかけてアラブ首長国連邦のアブダビで開催されることが発表された。

会場となるのは、ポップカルチャーイベント「Middle East Film & Comic Con(MEFCC)2025」のステージ内。主催はバンダイナムコエンターテインメントで、世界中の代表選手たちが国を背負って出場する。

本大会は、2023年に韓国で行われた前回大会に続く第2回となる。鉄拳シリーズとしては珍しい“国別団体戦”形式で行われ、eスポーツとしての魅力を新たに打ち出す大会として注目を集めている。

注目の対戦形式とルール概要

「鉄拳8ネイションズカップ2025」は、3人1組のチームで出場する団体戦形式。各国を代表するトップ選手たちがチームを組み、トーナメント形式で優勝を争う。

Tekken 8 Soop Nations Cup in Seoul

鉄拳8ネイションズカップ2025の対戦形式とルール

チームメンバーの順番、対戦相手の読み合い、試合ごとのオーダー変更など、個人戦とは異なる“戦略性”が求められるのが特徴だ。

また、団体戦であるがゆえに「勝ち抜き」「大将戦」といったドラマも生まれやすく、観戦者にとっても見応えのある内容になると期待されている。

前回大会では韓国とパキスタンが熱戦

前回の2023年大会は韓国で開催され、韓国代表とパキスタン代表が決勝で激突。

鉄拳8ネイションズカップ2025韓国とパキスタンが熱戦

特にパキスタン勢の活躍は世界中の格闘ゲームファンを驚かせ、多くの注目を集めた。

結果はパキスタンが勝利し、見事初代王者に輝いた。

選手たちの高い技術、冷静な読み合い、そして地域を背負った戦いは、国内外のSNSでも話題となり、鉄拳シリーズの国際化を象徴する大会となった。

今回の2025年大会でも、韓国やパキスタンの出場が予想されており、再び火花が散ることは間違いない。出場国や選手の発表にも大きな注目が集まっている。

中東eスポーツの拡大と大会の意義

今回の開催地であるアブダビは、近年eスポーツへの投資と取り組みを強化しており、中東地域の中でも特に勢いのある都市だ。

ポップカルチャーイベントMEFCCの中で大規模な格闘ゲーム大会を実施することは、地域全体のeスポーツ文化を広める上でも大きな意味を持つ。

さらに、隣国サウジアラビアでもeスポーツ専用施設「SEF Arena」の建設が進むなど、中東eスポーツのインフラ整備は急速に進んでいる。

こうした流れの中で、鉄拳のような人気格闘ゲームが中東で国際大会を開催することは、地域のプレイヤーや若い世代にとっても大きな刺激になるだろう。

まとめ

「鉄拳8ネイションズカップ2025」は、単なる大会にとどまらず、競技シーンの新たな可能性を感じさせるイベントとなっている。

団体戦ならではのドラマと戦略、そして世界中の強豪が集う舞台。

そのうえで中東という新たな地で開催される今回の大会は、鉄拳シリーズとeスポーツの未来を象徴する一歩となるかもしれない。

今後の出場国や選手の発表、配信情報など、続報を楽しみに待ちたい。

eスポーツライター。国内外のeスポーツやゲーム業界のニュースを中心に、アップデート情報や選手・チームの動向を幅広く情報収集。 対戦型タイトルやチーム競技を中心に、スピードを重視をした情報提供を心がけている。 さらに、読者にとって「実用的でタイムリーなニュース」を届けるということをモットーとしている。