アジアを拠点とする大手eスポーツチーム「Talon Esports(タロン・イースポーツ)」は、2025年5月、同社のDota 2チームが暗号資産取引所「Flipster(フリップスター)」と提携したことを発表した。
これに伴い、チーム名は「Flipster Talon(フリップスター・タロン)」に改称される。
今回の取り組みは、単なるスポンサー契約を超えたブランド統合型パートナーシップとして注目を集めている。
暗号資産取引所Flipsterとの提携概要
Flipsterは、急成長を遂げているグローバル暗号資産取引プラットフォームであり、今回の提携によりeスポーツ業界への初参入を果たす形となった。
Flipsterにとって、Talon Esportsとの提携は今回が初めての取り組みである。今回の連携は、Z世代を中心とした若年層ユーザーとのつながりを強化することを目的とした、戦略的なパートナーシップと位置づけられている。
また、この提携の一環として、TalonのDota 2チームは「Flipster Talon(フリップスター・タロン)」という名称に改称され、今後の大会やコンテンツでもこの新しいチーム名が使用される予定である。
ファン向け施策と今後の展開
FlipsterとTalonは、試合を通じた観戦体験の提供だけでなく、ファンが参加できるような企画やコンテンツの展開にも力を入れていく予定である。
現時点では、以下3つのような取り組みが検討されている。
- 限定NFTやデジタル報酬の配布
- 試合結果への投票機能と連動したキャンペーン
- 選手出演の特別コンテンツ制作やプレゼント企画
Flipsterは、「ブロックチェーン技術を活用して、ファンがより深くeスポーツに関われる仕組みを作っていきたい」とコメントしている。
単なるスポンサーではなく、ファンと一緒に楽しみながらチームやイベントを盛り上げていくような関係を目指しているという。
Talon Esportsの視点と今後の位置づけ
Talon Esportsは過去に複数のeスポーツタイトルで国際的な実績を持ち、東南アジアや中国を中心にファンベースを拡大してきた。

今回のFlipsterとの提携は、チームの国際的なブランディングとWeb3領域への挑戦という両側面から、戦略的な意味合いを持っている。
まとめ
- Talon EsportsのDota 2チームは、Flipsterとの提携により「Flipster Talon」へ改称された
- Flipsterは、公式暗号資産取引所パートナーとしてTalonとeスポーツ市場に本格参入
- 今後は、NFTや投票機能を含むファン参加型の企画を共同で展開予定
- eスポーツとWeb3が融合する新しいファンエンゲージメントモデルとして期待が高まっている