中国発ゲーミングスマホの進化が注目される理由とは?

徳本 翔太
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Red Magic 10S Pro(レッドマジック10sプロ)

ゲームを快適に楽しむために、スマートフォンにも“専用の進化”が求められる時代になってきた。

中でも、5月26日に発売が正式発表された、中国メーカーが手がけるゲーミングスマホ「Red Magic 10S Pro(レッドマジック10sプロ)」だ。

日本ではまだあまり知られていないが、eスポーツ好きの間で注目を集めている。

ゲーミングスマホ 中国で進化する“ゲームのためのスマホ”

ゲーミングスマホとは、ゲームプレイやeスポーツ観戦に特化した設計を持つスマートフォンのこと。

動きの激しいゲームでも画面がなめらかに動くこと、操作したときの反応が素早いこと、長時間プレイしても本体が熱くなりすぎないことなど、普通のスマホとは違うポイントがいくつもある。

中国では、ゲームユーザー向けにハイスペックで工夫されたスマホを作るブランドがいくつか存在しており、その中でも「Red Magic」シリーズは特に有名だ。

Red Magic 10S Proの特徴とは?

新たに登場したRed Magic10s Proや10S Proは、まさに「ゲーム専用のスマホ」と言えるモデルである。

Red Magic 10S Proの特徴とは?

たとえば、本体の中に小さな冷却ファンが内蔵されており、長時間プレイしても本体が熱くなりにくい。

また、画面の動きもとてもスムーズで、指でスワイプしたりタップしたときの反応が驚くほど速い。これは、FPSやアクションゲームで「操作の遅れ」が致命的になる場面でも安心してプレイできるという意味で、大きな強みとなる。

さらに、本体の側面に物理トリガー(タッチ式ボタン)があり、ゲーム中の操作を自分好みにカスタマイズできるのも特徴だ。専用のゲームモードを使えば、通知をオフにしたり、動作を安定させたりと、プレイに集中できる環境を整えることも可能である。

なぜ今、中国のゲーミングスマホに注目が集まっているのか?

中国製スマホは、ゲーミング機能に対して「徹底してゲームに特化した設計」がなされているという点で注目されている。

見た目のデザインも大胆で、ゲーミングPCを思わせるような近未来的な外観や、LEDライトが光るモデルもある。

価格帯も比較的抑えられているケースが多く、「高性能なのに手が届きやすい」と感じる人が多いのも特徴だ。

また、一部のプロゲーマーやストリーマーが配信などで使っていることもあり、日本でも関心が高まってきている。

ゲーミングスマホは日本でも使える?注意すべきポイント

中国で発売されているゲーミングスマホを購入する場合、日本での使用にあたっていくつか注意点がある。

まず、技適マーク(日本の電波法に対応している証明)が付いていない機種もあるため、正規のルートで使いたい人はチェックが必要だ。

また、スマホによっては日本の通信会社の回線に完全対応していないケースもあり、購入前に対応バンドを確認するのがおすすめである。

UI(画面操作の表示や言語)が英語中心のものもあるが、最近の機種では日本語対応やGoogle Playが初期から使えるモデルも増えてきている。

まとめ:ゲーミングスマホは「本気で遊ぶ人」にこそおすすめ

  • ゲーミングスマホは、操作の速さ・冷却性能・カスタマイズ性などが大きな特徴
  • 中国ブランドはゲームに特化した“専用スマホ”を本気で作っている
  • REDMAGICシリーズはその代表格であり、注目の1台
  • 日本で使うには少し注意点もあるが、ゲームに本気の人には試す価値あり

「スマホでここまでできるの?」と思わせるような1台に触れたとき、その進化の意味がきっと実感できるはずである。

eスポーツライター。国内外のeスポーツやゲーム業界のニュースを中心に、アップデート情報や選手・チームの動向を幅広く情報収集。 対戦型タイトルやチーム競技を中心に、スピードを重視をした情報提供を心がけている。 さらに、読者にとって「実用的でタイムリーなニュース」を届けるということをモットーとしている。