PlayVSとNHLがeスポーツ連携、「Game On」プロジェクト始動

徳本 翔太
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PlayVSとNHLがeスポーツ連携、「Game On」

アメリカのプロホッケーリーグNHL(ナショナルホッケーリーグ)と、教育機関向けeスポーツプラットフォームのPlayVS(プレイ・ブイエス)が提携し、新たな取り組み「PlayVS NHL Game On」をスタートさせた。

NHLとは、アメリカとカナダのプロアイスホッケーチームから成るリーグで、北米におけるアイスホッケーの最高峰とされている。

今回の連携は、若年層を対象としたホッケーとゲームの新たな接点を生み出すプロジェクトとして注目を集めている。

PlayVSとは?

PlayVSとは?

PlayVSは、中学・高校・大学を対象としたeスポーツリーグの運営会社であり、北米最大級の学校向けeスポーツプラットフォームとして知られている。

教育機関と連携したリーグ形式の運営に強みを持ち、リーダーシップや協調性の育成にも力を入れている。

2025年4月には、大学eスポーツ企業「Generation Esports(ジェネレーション・イースポーツ)」および「Playfly College Esports(プレイフライ・カレッジ・イースポーツ)」を買収し、高等教育機関向けのeスポーツ領域にも事業を拡大している。

PlayVS NHL Game Onとは?

本プログラムでは、アイスホッケーゲームである『EA SPORTS NHL 25』を用いたeスポーツイベントやトーナメントが全米各地で開催される予定である。

PlayVS NHL Game Onとは

ゲームという手段を通じて、ホッケーの魅力を広めることが主な目的であり、競技人口の裾野を広げる一環と位置づけられている。

単なるeスポーツ大会ではなく、地域コミュニティや教育機関との連携を通じ、スポーツとしてのホッケーへの関心を高める機会として機能する。

開催地域とパートナー

プロジェクトの初期段階では、以下の3都市を中心に展開される。

  • ニュージャージー州(New Jersey Devils)
  • ロサンゼルス(Los Angeles Kings)
  • デトロイト(Detroit Red Wings)

各地域では、NHL所属チームと連携し、地元高校や教育団体とともにイベントや予選を実施予定である。これにより、ホッケー文化とeスポーツの融合を地域単位で実現する取り組みが始まっている。

全米規模のオンライン大会も開催

地域イベントに加え、全米規模でのオンライン大会も予定されている。

  • 開催日:2025年6月13日〜15日
  • 実施形式:オンライントーナメント形式
  • タイトル:EA SPORTS NHL 25

全国から選出されたチームや個人が、オンラインを通じて競技を行う形式であり、地域の枠を超えた実力競争が展開される見込みである。

今後の展望

PlayVSとNHLによるGame Onは、教育とeスポーツ、そしてプロスポーツをつなぐ新しいモデルとなる可能性を持っている。

今後は他地域への展開や、他のスポーツ競技との連携といった拡張も視野に入っており、ホッケーを起点とした新しいeスポーツ文化の形成が期待される。

まとめ

  • PlayVSとNHLが連携し、教育機関向けeスポーツ企画「Game On」を始動
  • EA SPORTS NHL 25を使用したイベントやオンライン大会を全国で開催
  • 地元のNHLチームと高校が連携し、地域に根ざした取り組みが展開中
  • PlayVSは北米最大級の学校eスポーツ運営企業として、教育分野でも注目されている
eスポーツライター。国内外のeスポーツやゲーム業界のニュースを中心に、アップデート情報や選手・チームの動向を幅広く情報収集。 対戦型タイトルやチーム競技を中心に、スピードを重視をした情報提供を心がけている。 さらに、読者にとって「実用的でタイムリーなニュース」を届けるということをモットーとしている。