『Level Up』:Esports World Cupの舞台裏を描くドキュメンタリー
AmazonのPrime Videoは、Esports World Cup(EWC)の初開催となった2024年大会の舞台裏を描いた5部構成のドキュメンタリーシリーズ『Esports World Cup: Level Up(レベルアップ)』を、2025年6月6日より配信開始すると発表した。
このシリーズは、Sony Pictures Television傘下の制作スタジオ「This Machine」が制作し、エミー賞受賞歴のある監督R.J. Cutler(R.J.カトラー)が指揮を執っている。
ドキュメンタリーでは、世界各地の選手やチームのCEOに密着し、彼らの自宅訪問やリヤドでの大会の様子を通じて、EWCの舞台裏を描いている。
登場する主な人物には、以下のようなeスポーツ界の著名人が含まれている:
- Lee “Faker” Sang-hyeok(イ・サンヒョク) – T1所属のLeague of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)選手
- Kasimili “Soka” Tongamoa(カシミリ・“ソカ”・トンガモア) – Team Falcons(チーム・ファルコンズ)所属のCall of Duty: Warzone(コール オブ デューティ:ウォーゾーン)選手
- Sanford “Sanford” Vinuya(サンフォード・“サンフォード”・ヴィヌヤ) – Team Liquid PH(チーム・リキッドPH)所属のMobile Legends: Bang Bang(モバイル・レジェンズ:バンバン)選手
- Zachary “Drazah” Jordan(ザカリー・“ドラザ”・ジョーダン) – Atlanta FaZe(アトランタ・フェイズ)所属のCall of Duty(コール オブ デューティ)選手
- Cindy “Cinny” Siswanto(シンディ・“シニー”・シスワント)およびMichelle “Chell” Siswanto(ミシェル・“チェル”・シスワント) – Team Vitality(チーム・ヴィタリティ)所属のMobile Legends: Bang Bang選手
- Yevhen Zolotarov(イェヴヘン・ゾロタロフ) – NAVI(ナヴィ)CEO
- Mossad Aldossary(モッサド・アルドサリー) – Team Falcons CEO
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カトラー監督は、プレスリリースで次のようにコメントしている。
「Esports World Cupに惹かれたのは、この高額賞金がかかった舞台で繰り広げられる人間ドラマだった。『Level Up』は、競技や賞金だけでなく、選手やチームが限界に挑む姿勢や情熱、そして人間性を描いている。」
Esports World Cup 2024の概要
Esports World Cupは、Esports World Cup Foundation(EWC財団)が主催する年次のマルチタイトルeスポーツフェスティバルである。
初開催となった2024年大会は、2024年6月28日から8月25日までサウジアラビアのリヤドで開催され、Counter-Strike 2(カウンターストライク2)、Street Fighter 6(ストリートファイター6)、League of Legendsなど、19のゲームタイトルが採用された。
総額6,000万ドル(約81億円)の賞金が用意され、参加チームは各競技での成績に応じて「クラブポイント」を獲得。
最終的に、サウジアラビアのTeam Falconsが最多ポイントを獲得し、初代クラブチャンピオンとして700万ドル(約9億5,000万円)の賞金を手にした。
2025年大会とドキュメンタリーの今後
2025年のEsports World Cupは、7月8日から8月24日までリヤドで開催され、賞金総額は7,000万ドル(約95億円)に増額される予定である。
Prime Videoのドキュメンタリーシリーズ『Level Up』は、大会の約1ヶ月前となる6月6日から配信が開始され、毎週新エピソードが公開される。
eスポーツファンにとって、競技の裏側や選手たちの人間性に迫るこのシリーズは、見逃せないコンテンツとなるだろう。