S8ULがユリコフと契約、餓狼伝説部門で世界大会EWC参戦へ

徳本 翔太
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S8UL - EWC参戦

インドを代表するeスポーツチーム「S8UL」が、格闘ゲーム『餓狼伝説:City of the Wolves』部門に参入した。

2025年5月、アメリカの格闘ゲーマー「ユリコフ(Yurikov)」との契約を発表し、Esports World Cup 2025(EWC)への出場が決定。

ユリコフとは?経験豊富なプロプレイヤー

ユリコフとは?

ユリコフはアメリカ出身のプロ格闘ゲームプレイヤーで、これまでに『ストリートファイターV』や『ザ・キング・オブ・ファイターズ』など複数のタイトルで実績を残してきた。トーナメント経験も豊富で、トップ8入りの常連として知られている。

彼の強みは、相手に応じてプレイスタイルを柔軟に変えられる対応力と、安定したディフェンスに裏打ちされた反撃力である。攻守のバランスが取れた立ち回りは、観戦者からも高く評価されている。

今回、S8ULがユリコフと契約したことにより、同チームとしては初めて格闘ゲーム分野への本格参入が実現した。

すでに行われたプレシーズンイベントでも、彼は『餓狼伝説:City of the Wolves』の大会で安定したパフォーマンスを見せており、Esports World Cup本戦での活躍が期待されている。

餓狼伝説:City of the Wolvesとは

餓狼伝説とは?

『餓狼伝説:City of the Wolves』は、SNKが開発する人気2D対戦格闘ゲームシリーズの最新作である。

1990年代から続く「餓狼伝説」シリーズの流れを受け継ぎつつ、現代のeスポーツシーンに対応した競技性を持つタイトルとして開発されている。

登場キャラクターにはテリー・ボガードやロック・ハワードなど、シリーズで人気のファイターたちが復活。迫力ある演出と戦略的なゲーム性が融合し、Esports World Cupでも注目の競技タイトルに選ばれた。

S8ULの今後とインドeスポーツ界への波及

S8ULは、インドのトップeスポーツ組織であり、『PUBG Mobile』や『Pokémon Unite』などのモバイルタイトルを中心に、国内外の大会で多数の優勝実績を持つ。

YouTubeやInstagramなどのSNSで数百万人規模のファンを抱え、競技だけでなくストリーミングやライフスタイル分野にも注力する次世代型チームである。

とくにEsports World Cup 2025では、すでに複数タイトルで出場を決めており、その競技領域を拡大している最中である。

ユリコフの加入によって、S8ULは格闘ゲーム分野でも存在感を高めようとしている。

これはインドのeスポーツシーンにおける発展だけでなく、アジア圏におけるチーム戦略の多様化にもつながる動きである。

まとめ

  • S8ULが『餓狼伝説:City of the Wolves』部門に初参入
  • 格闘ゲームプレイヤー・ユリコフと契約し、EWC出場が決定
  • 餓狼伝説シリーズは、SNKが手がける人気格闘ゲームIP
  • S8ULはFPS・モバイルに続き、新分野でも国際展開を加速
  • インドeスポーツの存在感は今後さらに強まっていくと予想される
eスポーツライター。国内外のeスポーツやゲーム業界のニュースを中心に、アップデート情報や選手・チームの動向を幅広く情報収集。 対戦型タイトルやチーム競技を中心に、スピードを重視をした情報提供を心がけている。 さらに、読者にとって「実用的でタイムリーなニュース」を届けるということをモットーとしている。