2025年5月15日、Valve(バルブ)は、9月にドイツ・ハンブルクで開催される『Dota 2(ドータ・ツー)』の世界大会「The International 2025(ザ・インターナショナル2025)」に直接招待される8チームを発表した。
今大会は、9月4日から14日まで開催され、最終3日間のプレーオフはハンブルクのBarclays Arena(バークレイズ・アリーナ)で行われる予定である。第14回目となる本大会では、新たに5ラウンド制のスイスステージが導入され、プレーオフには8チームのみが進出する形式となる。
Valveの発表によれば、今回の直接招待チームは、2025年シーズンにおいて他を凌駕する成績を収めたチームが選出された。過去のAegis of Champions(エイジス・オブ・チャンピオンズ)獲得チームに加え、今年の主要大会で活躍した新興チームも含まれている。
セルビアのPARIVISION(パリヴィジョン)は4月のESL One Raleigh(イーエスエル・ワン・ローリー)で優勝し、BetBoom Team(ベットブーム・チーム)はその前月にFISSURE Universe: Episode 4(フィッシャー・ユニバース:エピソード4)で優勝を果たした。また、中国のTeam Tidebound(チーム・タイドバウンド)のロースターは、直接招待の発表と同日にAll Gamers Global(オール・ゲーマーズ・グローバル)に買収された。
直接招待を受けたチームは以下の通り:
- Team Liquid(チーム・リキッド)
- PARIVISION(パリヴィジョン)
- BetBoom Team(ベットブーム・チーム)
- All Gamers Global(オール・ゲーマーズ・グローバル、旧Team Tidebound)
- Gaimin Gladiators(ゲイミン・グラディエーターズ)
- Team Spirit(チーム・スピリット)
- Team Falcons(チーム・ファルコンズ)
- Tundra Esports(ツンドラ・イースポーツ)
TIへの道:地域予選
残る8枠は、地域予選の結果に基づいて決定される。直接招待を受けていないチームは、まず国際オープン予選を経て地域予選への出場権を獲得する必要がある。オープン予選は5月31日から6月3日まで(中国は6月2日から5日まで)実施される。
その後、地域予選が以下の日程で行われ、各地域からの出場枠が決定される:
- 東ヨーロッパ(1枠):6月4日〜8日
- 南アメリカ(1枠):6月4日〜6日
- 中国(1枠):6月9日〜12日
- 北アメリカ(1枠):6月9日〜12日
- 西ヨーロッパ(2枠):6月13日〜17日
- 東南アジア(2枠):6月13日〜17日
まとめ
- The International 2025は、9月4日から14日までドイツ・ハンブルクで開催され、プレーオフはBarclays Arenaで実施される。
- 直接招待を受けた8チームには、過去の優勝チームや2025年シーズンで活躍した新興チームが含まれている。
- 残る8枠は、5月末から6月中旬にかけて行われる地域予選の結果に基づいて決定される。