Call of DutyのBlack Ops 7(ブラックオプス 7)がXbox Games Showcaseで初公開|eスポーツへの影響は?

利光 哲也
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コールオブデューティー ブラックオプス7

Black Ops 7がついに登場

2025年6月8日、Microsoftの「Xbox Games Showcase 2025」において、ActivisionとTreyarch、Raven Software共作による「Call of Duty: Black Ops 7(ブラックオプス セブン)」が発表された。

続編では初となる“連続リリース”のBlack Opsシリーズで、前作Black Ops 6から40年以上飛んだ“2035年”を舞台に、David Mason(デヴィッド・メイソン)が再び恐怖を武器にする敵と戦う構図が示された。

協力キャンペーン

TreyarchとRaven Softwareによる協力型キャンペーンが初搭載となり、友人との共闘プレイが可能になる。

マルチプレイヤー&ゾンビモード

新マップや近未来武器を含むマルチプレイヤー、そしてお馴染みのラウンド制ゾンビモードも継承され、特に「Dark Aether(ダークエーテル)」ストーリーが続く展開が期待されている。

未来志向の移動要素

トレーラーではウィングスーツや透明クロークなどのビジュアルが描かれており、高度な壁走りや二段ジャンプといった“未来型移動”が復活する可能性が高い。これはeスポーツの試合フォーマットにも影響を及ぼす可能性がある。

発売予定と追加Reveal

公式ではリリース予定プラットフォームをXbox Series X|S、Xbox One、PS4、PS5、PC(Battle.net, Steam)と明言。発売日は未定だが、これまでのリリース周期から2025年の秋~冬が有力視されている。

また、マルチプレイヤーの全貌に関する追加情報は、2025年6月20日のイベント中に“Call of Duty: NEXT”として公開される見込みである。

Call of Duty League(CDL)への影響

Black Ops 7は発売後、Call of Duty Leagueにおける次シーズンの公式競技ゲームとして採用予定だ。eスポーツフォーマットにも変化が起こりうる。

特に、Wall Runなどのフューチャリスティックな移動機構が復活すれば、従来の試合スタイル(Control)からUplinkなど代替モードに移行する可能性がある。また、操作の難度が上がることでプロ間の技術差が広がることも予想される。

声優キャストも明らかに

主要キャラ、David MasonはMilo Ventimiglia(ミロ・ヴィンティミリア)、Mike Harper役はMichael Rooker(マイケル・ルーカー)が続投する。また新キャラEmma KaganにはKiernan Shipka(キーナン・シプカ)が起用。Raúl MenéndezもAIとして復活する可能性が高いことがトレーラーから読み取れる。

総括

Black Ops 7は、単なる続編ではなく近未来へのジャンプ、新モードの導入、協力プレイの標準化と、Call of Dutyブランドの革新的な進化版と言える。2035年の舞台設定、強力なキャスト、そしてeスポーツ面でも大きな影響が期待される。

今後、2025年6月20日の詳細公開、そして8~11月にかけての発売に向けて、大きな注目が集まっている。eスポーツファンには、リーグ/プロシーンでの対応や新技術への適応にも注視が必要である。

eスポーツライター。業界の歴史と最新トレンドを深く理解し、幅広い視点で記事を執筆。戦略分析や選手インタビューを通じて、読者にeスポーツの魅力を届ける。専門的な知見をわかりやすく伝える記事が人気。