Playground #3 は中国へ
eスポーツイベント運営団体FISSURE(フィスチャー)は、Counter-Strike 2(CS2)トーナメントシリーズ「FISSURE Playground」の第3回大会を、2026年4月20日〜26日に中国の都市にて開催すると発表した(開催都市は後日発表)。
フォーマットと賞金内訳
Playground #3では16チームが総額1,500,000ドル(約11億円)の賞金をかけて争う。うち1,000,000ドルがチームと選手へ直接配分され、残る500,000ドルは複数大会参戦による“ロイヤリティプログラム”およびValve Regional Standings(VRS)上位8チームへのボーナスに使用される。
- グループステージ:16チームを8チーム×2グループに分け、BO3スイス方式を実施。各グループ上位4チームがメインイベント進出。
- プレイオフ:BO3のシングルエリミネーション方式。準々決勝・準決勝はBO3、グランドファイナルはBO5。
招待枠と予選構成
招待方式は以下のとおりとなる。
- 15チームは2026年3月2日時点のVRS世界ランキング上位より招待
- 残る1枠はアジア地域予選を通じて選出
さらに、中国・アジア・オセアニアで複数のオープン予選が実施され、上位はクローズド予選へ進出。クローズド予選上位1チームが本戦枠を獲得する。
VRS連動とロイヤリティ特典
- VRS上位8チームに参加ボーナスが支給(1位60,000ドル、8位10,000ドルまで)
- ロイヤリティ特典として、年間FISSURE大会に2回以上参加した上位10チームに参加トークンに応じた報酬が配布
FISSUREとは
FISSUREは2022年に設立されたセルビア・ベオグラード本拠のeスポーツ大会運営会社で、CS2・Dota 2・Mobile Legends: Bang Bangなどを手掛ける。
今年7月にプレイグラウンドシリーズを開始し、B8 Esportsなど一部のチームは北米・欧州拠点の関係から第1回を辞退した例もある。
注目ポイントまとめ
- 2026年3回のFISSUREイベント中、第1弾として中国開催
- 賞金構成とVRSに基づいた招待/ボーナス体系が明確化
- 招待基準とアジア予選の組み合わせが実力主義を反映
- BO3/BO5形式の競技性重視のトーナメント構成
結論
FISSURE Playground #3は、CS2におけるS‑Tier大会として位置づけられる大型イベントだ。中国開催はグローバル展開の本格化を示すものであり、賞金配分やVRSとのリンクなど、実力と参加意欲を重視するシステムが特徴的である。
2026年4月の大会開催、参加チームの顔ぶれ、最終都市発表を待ちつつ、FISSUREが描く大会の今後の展開に期待が集まる。