センチネルが快勝、マスターズトロントで実力を証明

徳本 翔太
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センチネル - マスターズトロント

2025年6月、カナダ・トロントで開催中の世界大会「VALORANT Masters Toronto(ヴァロラント・マスターズ・トロント)」2日目にて、アメリカの強豪チームSentinels(センチネルズ)が、中国代表のWolves Esports(ウルブズ・イースポーツ)を相手に2-0で勝利を収めた。

日本チームの出場はなかったが、注目の一戦として多くのファンが視線を送った。

センチネルがSplitとLotusで連勝

マップ1:Split(スプリット)

初戦となるスプリットでは、Wolves Esportsが序盤から勢いを見せた。

Spring(スプリング)とJuicy(ジューシー)を中心に前半は優位に立ち、見事なエントリーと射撃でセンチネルを追い詰める展開。

しかし後半に入ると、Marshall “N4RRATE” Massey(ナレート)の安定したスコアリング(37キル)や、Zachary “zekken” Patrone(ゼッケン)らの粘り強い守備により試合の流れが一変。センチネルは徐々にペースを取り戻し、最終的には13-11で逆転に成功した。

マップ2:Lotus(ロータス)

続くロータスでは、センチネルが序盤から主導権を握った。Jordan “Zellsis” Montemurro(ゼルシス)やSean “bang” Bezerra(バン)が堅実な立ち回りを見せる中、Wolvesは防戦一方に。

とくにLysoar(ライソア)はこのマップで16キル30デスと苦戦を強いられた。

Wolves側もSpringの高い火力(37キル)で一矢報いたが、センチネルのチーム力と連携が勝り、最終スコア13-8で締めくくった。

世界の舞台で強さを見せつけたセンチネル

この勝利により、センチネルはグループステージで好スタートを切ることに成功。

過去にマスターズを2度制覇した実績を持つ老舗チームとしての存在感を再び証明した。

一方、ウルブズにとっては初の国際大会出場というプレッシャーもあったが、各選手が随所にポテンシャルを見せたのも事実だ。

試合が行われたマスターズトロントは、今シーズンの中でもとくに注目度が高く、大会フォーマットや出場条件なども含め、競技シーン全体に大きな影響を与えるイベントとなっている

また、世界中から話題のチームが集まっており、中には注目選手がいる新しいチームも登場している。

VALORANT(ヴァロラント)競技シーンは今大会を通じてさらに盛り上がりを見せており、今後のセンチネルの進撃からも目が離せない。

eスポーツライター。国内外のeスポーツやゲーム業界のニュースを中心に、アップデート情報や選手・チームの動向を幅広く情報収集。 対戦型タイトルやチーム競技を中心に、スピードを重視をした情報提供を心がけている。 さらに、読者にとって「実用的でタイムリーなニュース」を届けるということをモットーとしている。