2025年、ASUSとマイクロソフトが共同開発した「Xbox Ally X(エックスボックス・アライ・エックス)」の発表は、eスポーツの未来にも新たな波をもたらしそうだ。
すでに多数のストアやクラウドプレイに対応し、持ち運び可能なゲーミング環境を実現した本デバイスは、ゲームを「家庭で遊ぶもの」から「どこでも繋がれるもの」へと進化させる可能性を秘めている。
発売時期や価格はまだ正式には発表されていないが、その期待値は高まるばかりだ。
Xbox Ally X登場でゲーム人口はどう変わる?
Xbox Ally Xの最大の魅力は、「Windows 11が使え、持ち運びができる高性能ゲーム機」という点だ。これまで家に置いて遊ぶのが当たり前だったゲームも、このデバイスならもっと自由なスタイルで楽しめるようになる。
たとえば以下のようなシーンでも快適にプレイできる。
- 外出先や出張先のホテル
- 移動中の飛行機や新幹線
- 自宅内のリビング以外の場所
まとまった時間が取りづらい学生や社会人にとっても、スキマ時間を活用しながらゲームを続けられるのは大きな利点といえる。
また、2025年に発表された注目タイトル『Call of Duty: Black Ops 7(コール・オブ・ドゥーティ・ブラックオプス7)』のような話題作も、公式サイトで対応プラットフォームが明かされており、今後の展開が期待されている。
もしXbox Game Passに対応すれば、Ally Xとの組み合わせで、外出先でもハイレベルなFPS体験が可能になるだろう。
こうした環境が整えば、ゲーム人口の拡大はもちろん、eスポーツへの新たな参入者が増えるきっかけにもなりそうだ。
持ち運びが出来て、eスポーツが身近に?
ROG Xbox Ally Xは、処理性能やメモリ容量が高く、映像が重いゲームでもスムーズに動く設計になっている。そのため、簡単なゲームだけでなく、Xbox Ally Xがeスポーツ向けの本格的なタイトルにも対応できる可能性がある。
- プロ選手が外出先で練習や調整に使う
- 大会やイベント会場で、簡易的な練習用として使う
- 学校や専門学校で、eスポーツの授業に使う
特に学校や地方の大会では、大きなゲーム用パソコンを用意できないことが課題だった。しかし、Xbox Ally Xなら、そういった環境でも使いやすく、その問題を解決できるかもしれない。
まとめ
発売日や価格はまだ発表されていないが、すでに公開されている性能を見る限り、「ROG Xbox Ally X」はeスポーツの広がりに大きく関わる可能性がある。
どこでも遊べるという新しい選択肢が、ゲームの楽しみ方やプロへの入り口を変えていく。その中心にいるのが、このXbox Ally Xなのかもしれない。