Nounsvitational(ナウンズビテーショナル)は、Super Smash Bros. Melee(スマブラ・メレー)の招待制大会。今回はファン参加型の投票枠“Vote‑In”を7月1日から7月14日まで実施すると発表された。
コミュニティや選手自身が提案でき、上位24案が第二ラウンドへ進出。最終的に2名のMeleeプレイヤーが、12月1~8日の東京大会へ招待される形式だ。
投票方法と選考の流れ
投票希望者は、提案文に自身の実績や魅力、選ばれる理由を記載することが求められている。Nouns Esportsは公式ページで次のように説明している。
“In order to be eligible, submit a proposal explaining why you’d be an excellent addition to this competition…”
この構造により、実力とストーリーを重視した選出が可能となり、単なる人気投票ではなくコミュニティ内で信頼される選手の重視に繋がっている。
招待選手と残りの枠
Vote‑Inで選ばれた2名を加えた招待選手リストは以下の通りだ。
- Zain(ザイン)
- Cody Schwab(コーディー・シュワブ、Nouns Bowl 2025優勝)
- Kurtis “Moky” Pratt(モキ―)
- Jake “Jmook” DiRado(ジェームック)
- Masaya “aMSa” Chikamoto(アムサ)
- Juan “Hungrybox” DeBiedma(ハングリーボックス)
- Dawud “Aklo” Rahman(アクロ)
さらに、Nouns主催大会優勝者1名、日本での“Last Chance Qualifier”勝者1名も招待される枠として位置づけられている。
特例と変更点:Mang0の不参加枠
Joseph “Mang0” Marquez(マンゴー)は以前招待されていたが、Ludwig Ahgrenによる飲酒配信中の不適切行動により参加辞退となった。その結果、コミュニティVote‑In枠が2枠へ増加した。これにより、コミュニティ選出の機会が拡大している。
過去の投票結果と意義
2024年のNounsvitationalにてVote‑In枠を勝ち取ったMichael “Angel” AnneseとJoshua “Joshman” Lyrasは、招待されニューヨークでの大会に出場した。大会ではJmook、Zain、Moky、Aklo、Joshmanが上位に名を連ねた実績がある。
この投票制度は、コミュニティへの参加機会を提供すると同時に、新たなスター選手の登場予感を含む制度として評価されており、ファンエンゲージメントと競技発展に貢献している。
コミュニティの反応と期待
Reddit r/SSBMでも、Bekvinの静かな投票通過の動きなどが報告されており、熱量が高い Vote‑Inイベントとなっている。
また、2025年には800人以上が票を投じた記録もあり、コミュニティが主体的に選手を選ぶ仕組みが定着しつつある。
総括と今後の見どころ
運営とファンの協力による参加型枠の導入で、イベントの透明性や公正性が高まっている。
Vote‑In投票開始は7月1日、締切は7月14日。2次ラウンドは7月15日、最終2名が選出される。
Mang0不参加の特例で枠数が増え、ファン主導型の制度が拡張された形。
この制度は、Meleeシーンへの新規選手参入路として今後も注目される。
Nounsvitational 2025は、東京で12月に開催予定。トップ招待枠+Vote‑In勝者2名+LCQ1名+大会優勝者による豪華構成で、コミュニティと切り拓くファン参加型大会の成功が期待される。Melee界に新たな風を起こす、このVote‑In導入に注目だ。