イギリスのゲーム開発会社Sports Interactive(スポーツインタラクティブ)は6日、『Football Manager』シリーズ最新作『Football Manager 25』の開発中止を発表した。
元々、『Football Manager 25』(以下、FM25)では、ゲーム内の操作メニューの配置を見直し、選手の動きや試合の演出をよりリアルにする開発が進められていた。
しかし、品質基準を満たすためには想定以上の時間がかかると判断され、発売中止が決定。
これまでの開発に使われてきた資金は次回作に注力する方針となった。
開発を阻んだ技術的な課題
開発中止の大きな要因となったのは、技術的な課題と見られる。
FM25では、選手の動きやボールの挙動をよりリアルに再現するために、従来のGUIエンジンから最新のエンジンへ移行する計画が進められていた。
しかし、Sports Interactiveは「品質を落とさずに開発を進めるには、さらなる時間と資金が必要」と判断し、発売中止を正式に決定した。
『Football Manager』の今後の展開
『Football Manager』シリーズ開発元のSports Interactiveは、今回について「短期的には苦渋の決断であるが、シリーズの長期的な成功のために必要な判断であった」とコメントしている。
これまでに開発された技術や、新機能は次回作へ引き継がれ、FM25で予定されていた新エンジンの導入が、将来的に組み込まれる可能性が高い。
また、『Football Manager 24』は今後もXbox Game Passを含む各種プラットフォームで引き続きプレイが可能となる。さらに、新たなアップデートや追加コンテンツのリリースも計画されているとのこと。
まとめ
『Football Manager 25』の開発中止は、多くのファンにとって予想外の出来事であった。しかし、開発元はシリーズの今後に向けた大規模な改善を進める方針を示しており、次回作に期待が集まる。
技術的な課題を克服し、より完成度の高い作品が提供されることを願いつつ、ファンは今後の発表を待つこととなるであろう。