人気サンドボックスゲーム『マインクラフト(マイクラ)』について、「マイクラ2」の開発があるのではないかという噂は、これまでたびたび囁かれてきた。
例えば、2024年1月時点でも「マイクラ2が登場するのでは」といった期待が一部で報じられていた。
しかし2025年3月、開発元であるMojang Studios(以下、Mojang)がマイクラ2の開発は行わないという方針をあらためて明言した。
これは、海外メディアIGNの取材に対し、Mojangのエグゼクティブプロデューサーであるインゲラ・ガーネイ氏が回答したもので、「私たちは“Earth 2”がリリースされると思いますか?いいえ、マインクラフト2はありません」と語っている。
マイクラ2ではなく、現行の進化に注力する方針
Mojangは、『マインクラフト』を今後15年以上にわたり継続して進化させていく計画を持っている。

ゲームエンジンの刷新や続編の制作を行うのではなく、既存のコミュニティやMOD文化を大切にしながら、無料アップデートを重ねる形で新しいコンテンツを追加していく方針だ。
実際にこれまで、スピンオフ作品として『Minecraft Dungeons』や『Minecraft Legends』が登場しているが、これらはいずれも本編とは異なるジャンルの新作であり、「マイクラ2」とは明確に区別されている。
加えて、一部海外メディアの報道によれば、Mojangは『マインクラフト』を無料プレイ化する予定もなく、買い切り型として運営を継続していくことを明言している。
こうした姿勢からも、Mojangが現行タイトルを長期にわたり育て続ける意志を持っていることが伝わってくる。
開発者Notchによる新作の噂と中止
さらに、2025年初頭には、マインクラフトの生みの親であるNotch(マーカス・ペルソン)氏が、自身のSNS上で「マイクラ風の新しいゲームを作るかもしれない」と投稿し、一時話題となった。

しかしそのわずか4日後、Notch氏は「その案はやめて、別の開発に集中する」と発言。結果として新作に関する計画は中止される形となった。
この一件もあり、公式・非公式を問わず「マイクラ2」の実現可能性は限りなく低いことが明確になったといえる。
今後のマイクラはどう進化するのか?
Mojangはこれからも、バイオームやモブの追加、UI改善といったアップデートを重ね、“終わらないマイクラ”として長期運営を続けていく方針を打ち出している。
新たなエンジンへの移行や大胆なアップデートではなく、現行バージョンの完成度を高めていく姿勢は、既存のプレイヤーからの支持も厚い。
また、今後のアップデートでは、コミュニティから寄せられるフィードバックを重視していくとも語られており、ユーザーとの距離の近さもMojangの強みのひとつだ。
まとめ
・マイクラ2の開発は行わないと開発元が明言
・「Earth 2」と同様、続編の必要性を否定
・Mojangは今後も15年以上、現行マイクラをアップデートしていく方針
・Notchの新作開発計画は中止となり、続編の噂は終息
・既存のマイクラを遊び続けられる環境が今後も継続される
・「マイクラ2は来るのか?」という問いは、開発元の明確な方針によって答えが出された形となった。
今後も進化し続ける“マイクラそのもの”に注目が集まっている。