2025年、大阪・関西万博がeスポーツの新たな舞台として注目を集めている。
万博最大級の屋内催事場EXPOメッセおよびホールにて、一般社団法人日本eスポーツ連合主催のプログラム「未来をつなぐeスポーツの力 -JAPAN ESPORTS CONNECT-」が開催されるほか、高校生による国内最大級のeスポーツ大会「STAGE:0 2025」も実施される。
この夏eスポーツが全国的な注目を浴びるかもしれない。
各イベントの概要は以下の通りだ。
社会課題解決への挑戦「未来をつなぐeスポーツの力」
開催概要:
- 日程: 2025年7月23日(水)~24日(木)
- 会場: EXPOメッセ
- 主催: 一般社団法人日本eスポーツ連合
このプログラムは、「世界を結ぶeスポーツの力」をテーマに、eスポーツが競技としてだけでなく、社会課題解決ツールとしての可能性を探る内容となっている。
会場は以下の3つのエリアで構成され、eスポーツを通じた多様な体験や学びの機会を提供する。
- ステージエリア: プロ選手やストリーマーによる対戦パフォーマンス。
- 展示エリア: eスポーツの歴史や社会的価値を紹介する展示。
- 体験エリア: 実際にゲームをプレイできるスペースやストリーマー体験。
- eスポーツは年齢、性別、障がいに関係なく楽しめるユニバーサルな競技として注目されている。
この特徴を活かし、高齢者福祉や地方創生など、多様な分野で活用できる可能性あり、大阪・関西万博をきっかけに更なる展開を見せることが期待される。
本イベントは予約不要で参加できるため、eスポーツファンもそうでない人も気軽に参加できるだろう。
高校生の青春を彩る「STAGE:0 2025」
開催概要:
- 日程: 2025年8月15日(金)~8月17日(日)
- 会場: EXPOホール「シャインハット」
- 主催: 株式会社テレビ東京、株式会社電通
「STAGE:0」は、2019年にスタートした高校対抗の全国eスポーツ大会で、これまで延べ37,641名もの高校生が参加してきた。
第7回大会となる今回は大阪・関西万博という特別な舞台で実施され、会場のEXPOホールは約1,900席を有する円形型ホールで、観客と選手が一体となった臨場感あふれる空間となっている。
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿い、「STAGE:0」は高校生が自分自身の才能に気づき、新たな生き方を見つける場として位置付けられている。
男女や体格差を問わず参加できる多様性、公平性、包括性を備えたeスポーツは、まさに現代社会にふさわしい新しいスポーツとして注目を浴びている。
2024年度大会では全国から過去最多となる7,692名がエントリーし、熱戦が繰り広げられた。
2025年はさらに多くの高校生が青春をかけた真剣勝負に挑むことが期待され、ここから将来のプロプレーヤーが誕生することもあるだろう。
eスポーツ文化の更なる浸透へ向けて
これら2つのイベントは、大阪・関西万博という国際的な舞台で、eスポーツ文化とその社会的価値を世界へ発信する絶好の機会といえるだろう。
さらに、国際オリンピック委員会(IOC)による「オリンピック・eスポーツ・ゲームズ」の新設やeスポーツワールドカップの実施など、eスポーツは世界的な盛り上がりを見せています。
高校生や一般参加者が集い、eスポーツの新しい可能性と未来への扉を開くこれらのイベントから目が離せない。